食べる、上海! - 2025 June - Food Paradise Shanghai
- Momoko Otani
- 9月9日
- 読了時間: 3分

今回の上海でも本当に美味しいものをたくさんいただきました。
幸運なことに、いつも上海での展覧会を企画開催してくれる管家は、ちょっと知られたフーディーでインフルエンサー。(行く先々で、「管家さん!投稿見てます、写真撮ってください!」って声をかけられるくらい、笑)彼のおかげで、ローカルで家庭的なご飯から洗練された最先端の本格中華まで、幅広く体験させてもらえます。
また、今回の滞在では、東京-上海の2拠点で暮らす感度の高い友人夫妻のおかげでとても特別な場所に連れて行ってもらいました。
それにしても色々たくさん食べさせてもらったたなぁ。
淮陽、寧波、蘇州、湖南。。。
それぞれの地方にそれぞれの料理があって、その地方の出身者が上海のあちこちでお店を営んでいる。
それを次々に体験できるのも、大都会上海ならではの楽しみ。
大皿料理を堪能するような立派なレストランへ行く時は、ほとんど初対面の人たち7-8人(ホストの友達)と大きな回るテーブルを囲むのですが、いつも私たちが心地よく過ごせるようなメンバーを揃えてくれるのも粋な計らい。ある時は日本通なメンバー、ある時は年が近く子育て談義など共有できるメンバー、アートや食など共通の話題で盛り上がれるメンバー、ただただ楽しいメンバー、などなど、初対面とは思えないくらい豊かな時間を過ごさせてくれるのです。彼らのホスピタリティ精神にいつも頭が下がる思いです。
このような心づくしの歓迎を受けるたびに、せめて私たちを訪ねてくれる外国の方には、ここに来てくれた時間が豊かな思い出となって彼らの心に残るように接したいね、と哲也とふたりで話しています。
<淮陽料理 福盧>
シャキシャキ、トロトロ、フワフワ、プニプニ、パリパリ、、、、
その食材が一番美味しい状態に仕上げることにことんこだわる気迫!
食感のバラエティーの妙を存分に楽しませてもらいました。
<寧波料理 甬府>
すぐにでも食べたい!でも、ずっと眺めていたい!
一つ一つの料理が緻密な細工の施された美しい工芸品のよう。
箸をつけるのが憚られる美しさにしばしうっとり見惚れる、、、
口に運ぶと、海の味がさざまみにのって体に広がるような、ジーンと沁みる味にまたうっとり、、、
<蘇州料理 東呉石府>
あっさり優しいあまから味はお母さんの味。
じっくり煮込んで骨からほろろと崩れるお肉、そのスープが染み込んだお野菜、
蓮の葉の香りに包まれたモチモチごはん、
プリっと炒めた小さなウナギ、、
素材の味を活かす最小限の味付けで、何度もおかわりしたくなるような愛あふれる料理。
<湖南料理 甬府>
酸っぱ辛くて爽やかで、目に美しい、、、
びっくりするくらい大きな魚の頭からあふれる唐辛子の赤、
とうもろこしの粉で作ったパステルイエローの蒸しパン、
黄色いスープに浮かんだ唐辛子の緑、
キラキラ光る丸くてかわいい蓮の実、
小粋な色彩感覚とキュッと効かせたスパイスに五感がくすぐられっぱなしでした。
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