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2023年2月、台中にて - Feb 2023 in Taichung

  • 執筆者の写真: Momoko Otani
    Momoko Otani
  • 9月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月22日

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2025年9月26日から、台中で始まる Ippuku|日本工藝家聯展


このプロジェクトが始まったのは2023年の2月。

台北での展覧会のために台湾を訪れていた私たちを、今回のイベントのキュレーターである、Jerryさんこと許哲瑜さん、Kuoさんこと郭中元さんが台中へ招いてくれたのです。

台中は、台北から新幹線で約一時間。

台北とはかなり雰囲気が違って、少し懐かしい空気の流れる落ち着いた街でした。


彼らの活動拠点や、文化施設、お茶屋さんなど、いろいろな場所へ案内していただき、2人が構想を練っておられた台湾と日本をつなぐ文化的なイベントを一緒にやりませんか?というお誘いを受けたのでした。

哲也の考えとしては、ただ単に作品を集めて並べて販売するという会以上のものがそこにあるのなら、協力したいということでした。

これに対し、彼らはデザイナーとしてそのイベントの一連のストーリーを語る本を事前に制作し、後世に残すという形で答えてくれることになったのです。


かくして、2024年に出版のための取材に訪れた台中チーム。

優秀なカメラマン達と、ライターさんを携えて訪日し、レンタルした大きなバンをディレクターのJerryさん自らが運転して(笑)日本のあちこちに暮らす、出展作家の工房を訪ねる壮大な(と呼びたい)旅に出たのです。その行為全てが一編のロードムービーのようで、陰ながら支えた私たちも、ちゃんと山奥の作家さんの元に辿りつけるか、コミュニュケーションはうまく行っているか、迷子になっていないか、などなど、一緒にドキドキを体験させてもらいました。

(その時のお気持ちなどはこちらに記されています。ぜひ翻訳にかけて読んでみて下さい)


今展に合わせて渾身の図録も既に出来上がっているようで、手に取るのがとても楽しみです!


多くの人々が、携帯やインターネットに常に接続し、タイムパフォーマンスの高さが重要視される昨今、のべ3年の時間とコミュニュケーションを費やした先に、醸し出されるのはどんな世界なのか?

本当に楽しみでなりません。


今週末、尊敬してやまないクリエイターたちと台中に赴き、その世界を見届けたいと思っています。


イベントの詳細は @graphicmatter まで。



<2023年2月の台中ツアーの様子>

all photos by Jason



デザイン関係の仕事をされている2人は、以前から哲也の作品の支持者でコロナ禍中に哲也の作品の展示会を、台中・維摩舎で開いてくれたのです。その際に制作してくれた、小さな作品集のデザインが秀逸で、私たちの視点とは少し違った新しい美意識にふれ、たいへん感銘を受けたことを覚えています。


<維摩舎での展覧会の図録>


 
 
 

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