Turning Wheels 2026 - OMAKASE at 余景見世 SKYWATER

去る5月のGW期間中、Turning Wheels 2026 の一環としてオープンした『余景見世 SKYWATER』にて、OMAKASE by Jun Okada が開かれました。
『余景見世 SKYWATER』はレストランが舞台の空想シアターです。
山で迷った人が偶然たどり着き、美味しいご飯を食べ、忘れられない時間を過ごす。
どこかの深い山の中にあると言われているけれど、誰も本当の場所を知らない。
ある時突然現れて、その時が過ぎれば何もなかったかのように消えてしまう。
残されたかすかな炭や花の香りから、そこに人々が集い宴を開いたことを感じとれる、、、、
私たちは、そんな物語のような場を作りたいと思ったのです。
記念すべき第一回めの演目 "OMAKASE" は、ブルックリン在住の料理人、Jun Okada を演者として招き、今現在、アメリカをはじめ世界中で広く親しまれている"WASHOKU"を、彼女が拠点を置く、ブルックリン流にアレンジし大谷製陶所のうつわで楽しんでいただきました。
海の向こうで広がり続ける エネルギッシュな "WASHOKU" がうつわの上で躍動するのを見るのは、私たちにとっても特別な体験でした。
2026年5月3日 "OMAKASE" by Jun Okada from Brooklyn NY report

まずは、Welcome Drink ブラッドオレンジコーディアル炭酸割りで喉を潤し、、、

ホーホケキョーのBGMと共に「ようこそ信楽の山奥へ。本日は私が普段暮らしている遠くの世界のものと、ここでしか手に入らないものを、大谷製陶所のうつわを使いたいだけ使って思い切り料理ができる、今ここで私は最もラッキーな人です」というシェフのごあいさつから、以下のようなお料理のコースが始まりました。
OMAKASE course
(上段左より)
Sakizuke
ひと口しめ鯖サンド
(しめ鯖 ブロッコリスプラウツ わさび バター 黒胡椒)
*パンは大谷製陶所製天然酵母カンパーニュ、わさび from Oregon
WanMono
新玉ねぎとスナップえんどうのすりながし
(新玉ねぎ スナップえんどう じゃがいも セロリ ほうれん草 九条ネギ 豆乳 厚削り混合 日高昆布 塩 クルトン)
Salad
ビーツと柑橘 豆 アルグラ ウイキョウのサラダ
(ビーツ オレンジ 八朔 ルッコラ 新玉ねぎ 水菜 ひよこ豆 粒マスタード 黒胡椒 EXVOO 柑橘ジュース はちみつ)
Crudo
伊吹サーモン ハーブオイル 柑橘の香り ヘーゼルナッツ
(清らかな伊吹山系の伏流水で育った伊吹サーモン ハーブオイル ヘーゼルナッツ)
YakiMono
地鶏ジャークチキン 醤油風味グリッツ
(鶏もも肉 グリッツ ジャークスパイス 酢 バター 醤油)
O-Shokuji
握り3貫:伊吹サーモン柑橘昆布締め(滋賀) アマダイ(対馬) 金目(千葉)
縞鯵(五島列島)の押し寿司 アボガドと奈良漬の細巻き
Refreshment
青リンゴときゅうり セロリのガスパチョ
(青リンゴ きゅうり セロリ 千鳥酢 ミント 生姜)
Dessert
平鍋のチーズケーキ 八朔のコンポート 柑橘ジュレ
爽やかな風が通るデッキで、ダイニングから新緑の庭を眺めながら、鳥の声、庭で遊ぶ子供たちの声、グラスや食器の重なる心地の良い音、たまたま隣りに座ったゲスト同志のおしゃべり、食材への愛溢れるシェフのお話、、、、全て偶然の時間の重なりが作り上げた忘れ難い物語が出来上がりました。
この空想シアターでの第一回めの演目、"OMAKASE"の演者となったゲストの皆さまに心からの感謝と拍手を送りたいと思います。
貴重な食材を揃えるために尽力してくださった魚仙さん、秋田鶏屋さん、京都中央卸売市場大宝さん、井上漬物店さん、ありがとうございました。
コースに必要なカトラリーは、懇意にしている作家さんたちが制作してくれました。
WanMono用の木の匙を作ってくれた三谷さん、コースを通じて使われた塗り箸を制作してくれた富井くん、デザート用の軽やかなカトラリーを用意してくれた竹俣くん、ありがとうございました!
Jun Okadaのスーシェフ、準備から本番までガッツリ支えてくれた うちだの maimai のサポートなしにはこのイベントは成立しませんでした、本当にありがとう!
当日スタッフとして働いてくれたウッチー、緑、いおりの素晴らしいチームワークに支えられ流れるようにイベントを進めることができました、大感謝です!
最後に一つ個人的なエピソードを。
Jun Okada は、私の大学時代から家族のように付き合い続けている大切な友人です。
実は、去年、彼女は乳がんを患いブルックリンで闘病していました。
愛してやまない料理の仕事への復帰を目標に、約一年に及ぶ厳しい治療に耐え続け、ようやく、その治療から解放された復帰後の初仕事が今回の "OMAKASE" だったのです。
病み上がりの体での大イベント、きっと負担は大きかったと思うのですが、尽きることのない情熱と、今持てる限りの力を、このイベントのために注いでくれた Jun に、拍手喝采を送りたいと思います。
私たちにとって、これからの人生で何度も振り返る大切な思い出ができました。
企画した私たち自身も、どうなることか、、、、??
初めて一人で旅に出る子供のように、ドキドキしながら始まった今回のイベントですが、
興味を持って、どんと飛び込んできてくださった度胸あるみなさんのおかげで開催することができました。本当にありがとうございました!
またいつか、『余景見世 SKYWATER』にてお会いできますように、、、




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