top of page

北京- June 2023 Unforgettable Beijing 2




今回の北京滞在の後半は、桃子の作品展を企画してくれた、Qibao Gallery の皆さんがアテンドしてくれました。



中国国家博物院

まずは 中国国家博物院を案内してもらいました。

ここは天安門広場にある中国の前史時代から現在までの歴史を紹介する壮大な博物館です。

全人代(中国の国会議事堂)の真向かいにあり、中国政府が文化芸術を重要視しているお意気込みが感じられる場所です。

建物がとにかく大きい!人とのサイズ、比べてみてください、まるで巨人の住む館のよう、、、


さすがは4000年(超)の歴史を誇る中国、展示されているものの物量がすごい、、、

圧倒されながら目に留まったものと一期一会を繰り返しながら進みました。

博物館は本当に面白い、大好きなところです。何千年も前に人が作ったり使ったりしていたものがポンと目の前に現れて、当時の作り手の息遣いを間近に感じることができるのですから、、

古代中国の歴史遺産の部屋を小一時間見て、どれくらいの時代まで来たかな?と確認したら、まだ紀元前でした(笑)全て見るには相当な時間がかかりそうです。

今回はあまり時間がなく駆け足でしたが、興味深い展示品が満載で後ろ髪を引かれながら去りました。

次回はもっとゆっくり見に来たいです。




骨董街をぶらぶら

明時代風の華やかな絵付けのうつわを探していたのですが、今回は残念ながらいいものに巡り会えませんでした。




Qibao Gallery 七宝 大谷桃子展

エントランスには、小舟に小さなお茶のセット。

周囲に蓮をあしらい、まるで湖上でゆるりとお茶を愉しむ人の姿が目に浮かぶような粋な設え。

本当に素敵な展示で私も感激しました。私の作品からイメージを膨らませ、趣向を凝らした展示の準備に奔走してくれた @qibao.gallery のスタッフのみなさん、ありがとうございました🙏

そして、楽しげに作品を手にとってくださる方々の姿を見るのは本当に幸せな時間でした。

お友達や家族とワイワイ意見を交わしながらお買い物をする人々を見ていると、器など、普段の暮らしで使うものを慈しむ気持ちは、万国共通のささやかなたからものだ!と、実感します。

いくらネットで膨大な情報が瞬時に得られるようになったとはいえ、実際にその場所に行って初めてわかることってたくさんあります。どんな人がどんな風に、自分たちの作ったものを暮らしの中に取り入れてくれているか、直接見たり聞いたりできるのは、本当に楽しい。外国で作品を展示するたびに思うことです。

今回の北京では、企画展を開いてくれた人達、うつわを使ってくれているレストランの関係者、お客様、ほとんどみんなが30-40代と若く、仕事や自分の好きなものに注ぐ熱い情熱がひしひしと感じられる方ばかりでした。

このみなさんがどんなカルチャーを作っていくのか、、、これからの北京が楽しみです!




在廊日のお昼に連れて行ってもらった麺屋さん

ヒラヒラした太麺に、スパイシーなタレと野菜中心の具材を混ぜ合わせて食べる。

セロリのシャキシャキとフレッシュな香り、少し歯ごたえを残して茹でたジャガイモのシャクシャクした感じ、ナッツのぽりぽり、いろんな食感が口の中で弾けて本当に美味しい、the 家庭料理!的なお味でした。千切りジャガイモの酸っぱい和え物や蒸し鶏にかかっていた甘辛酸っぱいタレ、など、全部家に帰ったら真似したい味でした。




お土産を買いに

お土産を買うために連れて行ってもらった極めて市場的な雰囲気の「スーパーマーケット」。

キノコも卵も種類が豊富!イキのいい魚介類(川魚中心)やお肉、手打ち麺や餃子やワンタンの皮を売るお店、、近くに住んでたら毎日通うこと間違いない、そんな所でした。



最後の夜は、、、

今回の北京は、羊肉の串焼きで始まり、串焼きで終わる。

というわけで、最後の夜は串焼き!

夏の北京といえば、スパイシーな串焼きとビールが定番だそうです。

以前は串焼きの屋台が道端に広がり、そこら中ビアガーデン状態だったようですが、最近は中心街では屋台は禁止され、屋台はきちんとしたおしゃれなお店になり、クーラーの効いた店内で炭火でやきやきしながら食べるというスタイルでした。北京で作れれているクラフトビールも串焼きも本当に美味しかった!でもちょっと、以前の北京ストリートビアガーデンも体験してみたかったなあ、、、




おまけ画像

北京の市内には小さな車、多くは三輪車が相当数ウロウロしてます。

老頭楽(ラオトウロー)と呼ばれているそうで、「お年寄りのお気に入り」という意味らしいです。

この乗物は免許やナンバープレートの取得が不要だそうです。(自動車の場合は抽選制で、当たるのはとても難しいらしい)共働きが当たり前の中国では、祖父母が孫の面倒を見るのが一般的で、これで学校や習い事などの送迎をしているそうです。みんなそれぞれお気に入りの色やエンブレムを付けてカスタムして楽しんでいるのが面白く、哲也が撮りためていたものです。残念ながら、この乗物にも今後より厳しい規制が課されるようで、足に使っているお年寄りやその家族が困っている、という新聞記事を帰国後目にしました。かっこよくカスタムされたマイラオトウローの周りにたむろしてにぎやかにおしゃべりしていたおじいちゃん達の姿を思い出して、少し寂しくなりました。


多分これから何度となく訪れるであろう北京。

串焼き屋台や老頭楽(ラオトウロー)は姿を消してしまった、10年後20年後のこの街は一体どの様な姿に生まれ変わっているのでしょう、、、、



Comments


bottom of page