ふと窓の外の景色に目をやると、秋風に散った紅葉が庭を覆い、
冬の足音が聞こえる、そんな季節になってしまったのですが、、、
ここではこの夏のアメリカ滞在の話をしようと思います。
今年の夏、私たちはカリフォルニアで過ごしました。
バークレーの歴史ある陶芸教室、The Potters' Studioに招聘され、哲也と桃子、それぞれが作品作りのデモストレーションとワークショップを行い、併設ギャラリーにて作品展を開催したのです。
<ロスからバークレーへ From LA to Berkeley>
伊丹に着くと羽田への飛行機が悪天候のため遅延!「また飛べないのでは、、、」
一抹の不安がよぎったのですが、、、ギリギリ乗り継ぎロスに無事到着。
しかし、SIM cardの出国前セッティングを忘れており、Google mapが使えない!というハプニングが、、、なんとか標識頼りに州間高速道路5号線(Interstate 5)に取り付き、とにかく北上開始。
この道はアメリカ西海岸、シアトルからサンディエゴまでを結び、海や山、美しい景色がめくるめく素晴らしい道なのです。季節柄、トマトを満載したトラックに囲まれて走る🍅
ホテルは途中で適当に探せばいいか、と思っていたけれど、携帯が使えず、、、どうしよ?!
暗くなって来て灯りもまばら、、不安も募り、とりあえず道沿いの目についたモーテルに飛び込む。
受付の自分たちの娘ぐらいのお姉ちゃん、
「どこから?」「さっき日本からロスについたの」
「このホテルのメンバーだったら割引があるよ」「残念ながら違います」
「そっか。でも遠くから来たし今日はもう遅いから、メンバーってことにしとくね」「サンキュー!」
いい子でよかった。いい旅になりそうな予感。。。
翌日には携帯も繋がり、無事目的地、The Potters' Studioに辿り着くことができました。
<旅はいつも台所付きの家を借りて>
Airbnbでお家を借りるのが私たちのスタイル。
キッチンがあり、自分たちで地元の食材を買い込んで料理できるのが楽しく、リラックスできるのです。今回もスーパーに足繁く通っていろいろ作りました。
<The Potters' Studio>
今回の会場、The Potters' Studioはこんな感じ。
かなり規模が大きく、大勢の熱心なメンバーが朝から晩まで入れ替わり立ち替わり作陶を楽しんでいます。テツヤは早速、デモ&ワークショップの準備開始。
<Duo Show at the Gallery>
Studioに併設されたギャラリーで作品展を開催。
メンバーの方や、近所の焼き物好きの方々がたくさん見に来てくれました。
日本から持参したお菓子とお茶でささやかなオープニングの会。
今回の私達の招聘に尽力して下さったTomokoさんもバークレーで長く活動されている作家さんです。
<Testuya’s Demonstation>
時差ボケと戦いつつ、なんとか準備して臨んだテツヤのデモストレーションは大盛況。
Studioの外の駐車場にテントを張って、カリフォルニアの抜けるような青空のもと開催されました。
みなさん、とても熱心にテツヤの製作過程を見ながら、テクニカルなことから家族や暮らし、工房の運営のことなど、じゃんじゃん質問も飛び交い、テツヤは作ったり答えたり、大忙し、、、
無事終了し、近所のブルワリーで乾杯した時のこのやりきった表情、、、
しかし、次の日は、生徒さんとのワークショップが待っているのであった、、、
<Tetsuya's Throwing Workshop>
テツヤのロクロのワークショップは、道具を作って、決まった重さでサイズの揃ったカップを作ったり、削ったり、なかなかハードルの高いものでしたが、みなさん果敢にチャレンジ。このワークショップは、完成品をうまく作るというよりも、自分が頭に思い描く形を作るためには何が必要かを知る、ということにフォーカスされていました。ワークショップに参加されたみなさんが、ここからヒントを得て今後の作品作りに活かせられることを願っています!
(カリフォルニアレポートはしばらく続きます😊)
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