水色のタイムマシーン  Light blue Time Machine



今、我が家の裏庭に咲くこのアジサイはもともと私の実家にあったものです。

北側に寝室があり、窓を開けるとすぐに見える場所に植えられていました。

その後、何度か植え替えられ、株分けしてこちらにもやってきました。

色鉛筆の水色の色、折り紙で折ったような四角い形。

最近のアジサイは、花びらがたくさんあったり、色が華やかだったり、

ソフトクリームみたいな形をしていたり、、、

そういう今風なアジサイとは正反対の、まさに絵に描いた『紫陽花』というルックス。

そんなちょっと古臭い感じが気に入っています。

子供の頃、夏の雨の日の朝に窓を開けると、このアジサイが咲いていて、

葉っぱの上に小さな緑色のカエルの赤ちゃんがたくさんのっていました。

緑の宝石みたいな姿があんまりかわいくて、弟と一緒にそっと捕まえたのを覚えています。

葉っぱの上にキラキラ光る露、カエルの緑、野山からむーっと迫ってくる夏の香り、

その時にお母さんが作っていたベーコンエッグの匂いなど、、、

毎年、雨の多い季節が来て、このアジサイが咲く度に自然と蘇ります。

何年経っても、花を見れば一瞬で私をその時に連れて行ってくれる水色のタイムマシーンのよう。

私がいなくなってしまったら、この思い出も消えてなくなるのはわかっているけど、

アジサイの水色とシンクロする思い出があるということがちょっとおもしろくて、

先日アジサイを生けながら娘達にこの話をしました。

心の片隅に置いておいてくれたら嬉しいな...


This hydrangea blooming in our backyard now, was originally planted in my parents' garden.

It was right outside of our bedroom when I was a kid.

On rainy mornings in summer, waked up and opened the window,

there it was, with many tiny green flog babies resting on each leaf.

They were so pretty, just like tiny emerald drops scattering over the leaves...

I ran out of the room to catch them with my brother,

feeling as if collecting beautiful green jewels.

Mom was cooking bacon eggs for breakfast,

that smell was mixed with the scent of the hydrangea...I became hungry....

Every time, when this flower blooms, these memories come right back to me.

I feel, this is just like a light blue time machine,

that brings me back to the time when I was a happy kid, over 40 years ago...

Like magic!


水色のアジサイを白い花瓶に入れると周りの温度がさーっと下がるような気持ちになります。