3月の終わりから4月の初めにかけて開催された evam eva yamanashi 5周年イベント。
これに合わせて行ってきました、山梨へ。
私たち、多くの滋賀県人にとって山梨はほぼ外国かというくらいエキゾティックな場所。
(多分これは、山梨の人にとっての滋賀県も同じだと思いますので、お許しください、笑)
知らない土地へ行くのはいつも心踊ります。
新名神を東へ向かい、富士山の西側を北上して運転すること信楽から約4時間。
雄大な甲府盆地には早春の風が吹き、早咲きの桜が富士山と共に私達を暖かく迎えてくれました。
甲府城の桜は満開の一歩前。仕事前の早朝のひとときを桜を見上げながらゆったりと過ごしました。
桜の美しさと、静かすぎるお庭の対比が大きすぎて、少し込み上げてくるものがありました。
来年はここでたくさんの人が楽しくお花見に集えますように、、、
evam eva yamanashiの敷地に一歩足を踏み入れると、澄んだ風がそよそよと通り抜ける心地よい世界が広がっています。ゆったりとした敷地の中に本業であるニットのお店「色」とレストラン「味」そして展覧会が開催されている「形」の3つの建物があります。元々あった樹木を活かしてそれぞれの建物を配していてとても素敵な空間です。
白く潔い空間を柔らかい自然光が満たすギャラリー「形」。
そこに約500点の作品が並ぶ様子はなかなかの眺め。
ミズキ、クリスマスローズ、モモ、ほころびはじめたの春の花が彩りを添えてくれました。
レストラン「味」では4/28まで5周年特別メニュー「春いわう」が哲也の器で提供されています。
彩りも香りも春が溢れる美味しいお食事を、風に揺れる青竹を眺めながらいただきました。
山梨を離れる日に立ち寄った韮崎市にあるベーカリー&カフェ Daughter。
(元は男性洋品店だったそうです)
店主のご夫妻が海外で暮らされていたこともあるそうで、店内に入った瞬間にまるでアメリカ西海岸のベーカリーにワープしたような錯覚に陥る。。。
カフェのテーブルに腰掛けていると、「ポートランドやバークレーにまた行きたい!」という気持ちがむくむく湧き上がってきましたが、こちらのひよこ豆のペーストやキヌア、野菜のマリネのランチプレートをいただいたら、あちらへ旅した気分になって欲求が少し満たされる。幸せ、、、ごちそうさまでした!
そして、そちらのお店でまた感動的な出来事が、、、、
カウンターの上にこっくり飴色に染まった平鍋が鎮座しているではありませんか!!!
愛情いっぱいに育て上げられたその姿にただただ胸が熱くなる。
旅先で立派に育った我が子に遭遇した時の感情はきっとこんな感じなのだろう、、、
私達の知らない所でこんな風に愛されて使われている平鍋がたくさんあるのだ、と改めて考えさせられた素敵な旅のエピソードでした。
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