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上海 November 2024 in Shanghai

  • 執筆者の写真: Momoko Otani
    Momoko Otani
  • 2024年12月1日
  • 読了時間: 3分


去年(2024年)の11月のこと。

特別なイベントのために上海へ行ってきました。

関空から飛行機で2時間ちょっと、中国の文化の発信地、上海。

日々、目まぐるしく変化していて、訪れるたびに刺激をもらいます。

「こんなにも違う!」と驚いたり、

「すごーく似ている!」と親近感を覚えたり、、

人情厚く、芸術を愛する心熱く、軽妙なユーモアがあって洒脱。

そんな人たちの暮らす上海の今を紹介します。




到着後、まずは今回、哲也の器を使ったイベントが開催されるレストラン、Yong Fu (Huangpu) 甬府の姉妹店、Les Nuagesへ。フランスで修行されたシェフ、Elliotさんの宝石の様に美しく美味しいお料理をいただく。テーブルの上で繰り広げられる食べられる芸術ショーに、目にもお腹にも贅沢な時間でした。午後6時きっかりに、対岸にある上海タワーの電飾が点灯すると、その周辺のビルや上海バンドのクラシックな建物が一斉に輝き出すのを見られたのは、とても感動的な体験でした。





宜興

上海から車で約2時間の陶都、宜興へ連れて行ってもらいました。

宜興紫砂壺(きめの細かい赤土で作られる中国茶の急須)で知られる歴史的焼物産地。

この急須を作る有名な作家さんの工房を見学させていただきました。

小さな土の塊を、薄く伸ばして筒を作り、少しづつ叩いて膨らみのある急須のボディーを作り、口や取手なども小さなお手製の道具を使って作り、あれよあれよと急須を作っていく様子は、まさに神業!息をするのも忘れるくらい見入ってしまいました、、、

過去に宜興で焼かれていた土器や、流麗な紋様の施された甕や鉢なども見せていただき、過去の職人さんたちのエネルギーに圧倒されつつ、たくさんインスピレーションをもらいました。

台風の影響で天気が荒れて、街をぶらぶらすることはできませんでしたが、次回はもう少しゆっくり散策してみたいです。




宜興から上海に戻っての夕食は、旬の上海蟹!

卵がみっちり詰まって濃厚な味がたまりません、、、

「そりゃあみんな熱狂するよね」上海の秋のお楽しみ。

「蟹を食すときは無言で、、」上海も日本も全く同じです(笑)




今訪問のハイライト、甬府 Yong Fu での食事会。

このイベントのために哲也が用意した作品は300点。ディレクターの管家と話し合い、甬府(Yongfu)の徐昆磊シェフとのコラボレーションイベントのために、10種30客づつ制作されました。会場は高層ビルの最上階で、ゲスト30名が一度に座れる大きな円卓が有り、上海外灘(バンド)を一望できる特別なロケーション。集まった食通のゲストの皆さんもただならぬ雰囲気に興奮気味。哲也のしっとりとした白のうつわの上に紡がれるシェフの料理物語に夢見ごごちで耳を傾けるような、そんな贅沢な時間でした。厨房の中の徐昆磊シェフはいつも笑顔で静かに指示を出し、それが、ゆったりと流れる大河の様な印象を受けました。


「当日、一番興奮し、喜び、感動したのは僕だと思う」とは哲也の言葉。

冥利に尽きるとはまさにこのことですね。


全てが本当に忘れがたい体験でした。ありがとう、管家!

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