Granville Island, Vancouver, BC
帰ってきてから、早2ヶ月半経ってしまいましたが(!?)この夏訪れたバンクーバーのレポートです。
島国に暮らす私たちにとって、ゲートを通って国境を越えるというのは少し不思議な感じですが、
アメリカとカナダは陸続き、この様に国境を越える検問所でパスポートや、必要書類の検査を受けて入国します。
そして、カナダに入ってホッとするのは、標識が「マイル」ではなく「キロメートル」になること。ちょっとしたことですが、なんとなくホーム感を覚えて嬉しいのです(笑)
MOA - Museum of Anthropology at University of British Columbia
今回のバンクーバー訪問の一番大きな目的は、9月からこの大学に通うことになった次女を送り届けて、学校や街の雰囲気を体感してみたいということでした。
実はこの大学にある自然史博物館は、以前から私達の大のお気に入りで、バンクーバーに来る度に足を運んでいます。主に、元々この辺りに暮らしていた先住民族の文化や暮らしを伝える品々が展示されているのですが、この展示がとても面白いのです。アートギャラリーの様でもあり、当時のお家やマーケットに迷い込んだ様でもあり、とにかく楽しい!生活の道具の展示が中心なのですが、手仕事の美しさ尊さが本当に上手につたえられていて、刺激を受けます。
カヌーの形を模した大きな木の器は、ポットラックという伝統的なお食事会の時に用いられたものらしい。村の実力者が、お祝い事やお祭りの時にみんなを招いて盛大な食事会が催されていた様で、海や山で獲ってきた獲物(アザラシやシャケ)、山で取れるベリーだどがふんだんに盛られたと説明があったのですが、その数行の説明から想像するだけで、私は、その会に参加したい!という欲求がふつふつと、、、きっと大変なことも多かっただろうけど、こんなに大きな器にみんなで集めた食べ物をたっぷり盛って集まるイベントは、特別な時間だったのだろうなあ、、、
ショーケースの下には展示兼収納用の引出しがあり、自由に開けて見る事ができるのですが、どの引き出しにも狩や釣りの道具、アクセサリー、衣類などの小物が綺麗にならべられていて時間が経つのを忘れてしまいます。
この博物館は、かつて入植者たちによって奪われてしまった先住民族の悲しい歴史を伝え続ける役目も果たしており、そういう一面も噛み締めながら、ゆっくりと展示を見ました。
Granville Island
カナダに暮らす友人ファミリーと一緒にダウンタウンにあるグランビルアイランドへ。
かつて工場がたくさんあったエリアが、再開発されてアートギャラリーやマーケット、レストランなどが立ち並ぶ観光地になっています。美味しそうなものがたくさんあってキョロキョロしてしながら、それぞれ食べたいものをゲットして、爽やかな風がそよ吹く木陰に座り、ダウンタウンのビル群を眺めながらランチ。「ここは最高やなあ〜」と喜ぶテツヤに、友人が「冬を体験したら考えちょっと変わるよ〜」と。そう、この辺りはオレゴンなどと同じく、秋冬は、どんより曇り空にしとしと鬱陶しい雨雨雨、、私も学生時代はこの冬の気候に参っていたことを思い出しました(笑)
University of British Columbia
次女の通う大学をみんなで探検。とにかく広い!山もビーチもすぐそこに!お店もいっぱい!住むところもいっぱい!銀行も病院も保育園もある!もうキャンパスというか、一つの町です。。。
世界中から集まった様々なバックグラウンドを持つ人達と過ごしながら、勉強以外にもいろんなことを教えてもらってください。でも、いざ始まってみると、現実はなかなかハードらしく、大量の宿題と次々にやってくるレポートやテストをなんとかこなすのがやっとこさで、勉強以外のことをエンジョイする時間はまだあまり無いようです、、、頑張れ大学生〜
Downtown Vancouver
カナダ西海岸で最大規模の街、バンクーバー。
大都会ですが、街のすぐそばには気持ちの良いビーチや公園がたくさんあり、ここに暮らす人の憩いの場所になっています。
移民の国ということもあり、色々な人種(特に若い子達)が肩を並べて暮らしている様子が伺え、可能性をいっぱい感じました。この多民族の街、バンクーバーがどの様に変貌していくのか、次女の成長と共に、楽しみに見ていきたいと思っています。
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